1988年 オレがハタチの時
ポラロイドカメラを母親からもらった
それが「写真」ってヤツに興味を持ったキッカケ
大学中退してバイトしてた古着屋に就職(笑)
実家を出て一人暮らしをしてしばらく経った頃
あの時、なぜ母親がポラロイドカメラをオレにくれたのか
今となっては確認できないから定かではないが
母親曰く
勤務先の病院のレクリエーションで貰ったけど
家では誰も使わないから持ってきた
みたいな経緯だったとオレは記憶している。
これはあくまでオレの推測だが
親元を離れてから一度も実家に帰らなかったオレの様子を
みにくる口実だったんじゃないかと思っている。
ポラロイドカメラを手にしたオレは
即座に思った
現像出さなくてもイイってことは
「ハダカじゃん!」
オレは当時付き合いのあったオンナノコたちを
次々と自宅に呼び
ポラロイドだから
現像出さないから
誰にも見られないから大丈夫
とかなんとかワケのワカらん調子いいことを言って
ハダカのオンナノコを撮りまくった
時はバブル末期
エネルギッシュでもあり
おおらかでもあり
貪欲でギラギラ・メラメラと欲望が熱苦しく輝く猥褻な時代だ
週刊大衆か何かの袋綴じ企画?連載?に
アラーキーの素人・人妻をモデルにした生々しいヌードが掲載されていた
オレはアラーキーみたいなシャシンが撮りたい
そう思いハダカを撮った
残念ながら、当時は今のようにSNSなどないから
眩しい裸体たちを多くの人たちにお披露目することはなかったが
あの時の高揚感は忘れがたいモノだった
いくらおおらかな時代とは言え、母親は自分が渡したカメラで
息子がオンナノコの裸を撮りまくるなんて思ってもみなかっただろう(笑)
オフクロ・・・ありがとう❤︎
ひと通りハダカを撮ったら
ハシカのように熱は冷めポラロイドを手にしなくなった
その後、何度か引越しを重ねると
ポラロイドの存在すらなくなっていた
それから10年後
1998年にオレは再びカメラを手にした
デジタルカメラ
奇しくもポラロイドと同じく現像に出す必要がない
オレは10年前に思ったのと同じことをしたのは言うまでもない
我ながら進歩のなさ・・・呆れるな(笑)
10年前と同じことを繰り返すかと思ったが
少しばかり違っていた
パソコンとインターネット
デジタル時代到来ってヤツだ
つづく(多分)